生活保護は身近に。

自分はちゃんと仕事してるし、貯蓄もあるから生活保護なんて関係ない。
それよりも、納めた税金が不正受給や甘えてる受給者たちに使われるのは許せない。厳しくすべき。と、そういう考えの人が、お笑い芸人を槍玉にした国会議員によるキャンペーンの影響で増えた。
本当にそれでいい?

家族に統合失調症患者を抱える、ある女性の話を聞く機会があった。

おそらく60歳から70歳くらいと思われるその女性は、夫が発症して以来、40年間この病気と付き合ってきたという。


しかも、夫のあと、長男も発症、次男も重いうつ病にかかって入院しているという。
自分を含めて家族四人を一人で支えてきたというのだ。

もしも自分がそういう状況になったと仮定してみよう。
まず、病気になった家族は働けないし、配偶者と息子たちの面倒のため、自分も働けずに経済的には困窮するだろう。
しかも三人も長期入院や通院をするのだ。
入院費は病気の種類によっても違うと思うので予想し辛いが、どんなに安くても月10万は確実にかかるだろうと考えて、それが三人だ。月数十万円かかる。
こう言っちゃなんだが、私は周囲の人たちより結構給料はいいほうだと思ってる。でも、家族が三人入院した時は、とてもじゃないが払い切れるもんじゃない。
ましてや、女性が一人でである。夫と息子たちの入院費を何十年も捻出しきれただろうか?

生命保険や医療保険で、何十年にも及ぶ入院と通院に適用できるものって聞いたことはないのだが、そうでなければ彼女がすごい資産家か何かであろうか?

おそらく、生活保護を受けているのだろうと思う。
そうでなければ、彼女の一家は生活できなかっただろう。
(あくまで私の想像に過ぎないが)

国会議員ともなれば有名になってテレビにも出てタレントのように稼げるし、適当に本を書いて売ればそこそこ収入になる。
一民間人に過ぎないお笑いタレントの家族が生活保護の不正受給をしている(本当は不正受給ではなかったのだが)とキャンペーンをしたり、人権は天賦のものではないと戯言を言ってたりしてても、月数百万円の給料が国会議員には税金から支出されるが、普通の人たちが統合失調症にでもなって妄言を周囲に言ったりしたら身分の保証は無いのだ。
たちまち職を失うだろう。

ある日、自分が望まなくても生活保護が必要になる時が来るかもしれない。
でも、その時には生活保護制度が改悪されてて受給できないかもしれない、と心配したほうがいいと思う。

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