米軍統治時代と現在

13日、北谷町の衣料品店で窃盗を働いた米軍人の息子二人を、窃盗に気づいた店員が声をかけたところ、一人が暴れ出したため、店員らが四人で取り押さえて逮捕した。

それを見ていたアメリカ人がMPにすぐさま連絡。店が110番して呼んだ日本の警察よりも先にMPが来て、窃盗容疑者らを確保。遅れて駆けつけた日本の警察の要求を無視して容疑者らを連れ去ってしまった。
店員に逮捕された(知らない人もいるかもしれないが、民間人でも現行犯なら逮捕できる)のだから、日本側で逮捕された容疑者を、米軍のMPが無理矢理連れ去ったことになり、日本の主権を完全に無視した形。

なお、MPに連れ去られた容疑者は罪に問われることもなく、そのまま保護者に引き渡された。容疑者らの親が軍の有力者なのかは不明である。一人は任意で取り調べに応じているが窃盗を否定、もう一人は聴取自体を拒否している。

日本に復帰する前の沖縄では、米軍人による沖縄の人々への犯罪や事故による被害者の補償はほとんどなく、加害者たるアメリカ人も罪に問われることはほとんどなかった。アメリカ人の運転する赤信号無視の車に子供が轢かれて死んでも、加害者は米軍による一方的な裁判で無罪放免になったり、そのままアメリカ本土に逃げ去り、裁かれることがないこともあった。

さて、復帰後の沖縄。程度の差こそあれ、復帰前と同じことを今でも米軍はやっている。それを補助しているのが日米地位協定というやつだ。米軍関係者に、日本において日本人以上の地位を保証するという協定である。

今回の事件でMPがやった行為をそのまま認めるとなると、たとえ日本国内で米国人が犯罪をおかして日本の警察に逮捕されたとしても、米軍のMPが日本の警察から容疑者を無理矢理連れ出し、基地内で開放すれば罪に問われないことになる。

先日起きたタクシーの連続強盗事件で、MPの隊員が関与していたこともわかって問題化している中、火に油を注ぐような今回のMPの行為を見ていると、日本って、つくづく米軍占領下のままだと思う。

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