総務省が携帯電話会社のフィルタ導入にマッタ!

未成年に対する携帯電話・PHSを使ったコンテンツへのアクセス規制において、総務省がホワイトリスト方式のフィルタリングにまったをかけたらしい。しかし、それでは効果は激減だと思う。ぶっちゃけ、ほとんど意味がなくなる。

フィルタリングにはいろいろな手法があるが、データベースを参照するホワイトリスト・ブラックリスト方式のほか、内容を解析して不適切なものが含まれるものをフィルタする方式がある。後者は画像などの不適切判定が難しいなどの理由で、最近はあまり使われないようだ。

さて、総務省が待ったをかけたホワイトリスト方式とは何なのかというと、簡単にいえば「問題のないことを確認されたコンテンツは見ていいが、問題はないが未確認なコンテンツを含む、その他のコンテンツは遮断」というものだ。逆にブラックリスト方式は「問題があることを確認されたコンテンツは遮断するが、その他は問題があるコンテンツでもフィルタ作成者が未確認なら自由に見れる」というもの。

GoogleやYahooの検索エンジンで機械的に世界中のコンテンツをクロールするのは一大作業だ。ましてや、不適切コンテンツを確認するという作業は機械的には難しいところもあり、どうしても人間の判断が必要となる。
それを踏まえて考えると、ブラックリスト方式は破たん状態だ。

どうしても次から次へと生まれていくポルノサイトやアングラサイトを確実にチェックしていくことは無理がある。不適切コンテンツがネットワークでアクセスできるようになった瞬間にブラックリストに載るわけではない。ブラックリストに載せるためには実際に確認してからしか対応されない。実質的に、かなり多くの不適切コンテンツがブラックリストに載らずに野放し状態である。

それに対してホワイトリストは、適切コンテンツであると確認できたらリストに載せればいいので、不適切コンテンツが、それを遮断されるべきだった人からアクセスされる可能性は小さい。
欠点としては、適切コンテンツでもホワイトリストに載るまではアクセスできないため、どうしてもアクセスできる範囲が限られてしまうこと。

どうやら総務省を動かしたのは急成長を遂げた携帯コンテンツ会社のようだ。自分たちがホワイトリストに載るまでは遮断されてしまうことと、フィルター会社が適切コンテンツであると判断してくれないかもしれないという、自分たちのコンテンツの適正さに自信がないということからだろうか。

ここで断言できることは、ブラックリスト方式ではイタチごっこになって不適切コンテンツの完全な遮断は難しいということだけ。

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