LED電球レポート

自宅に8玉のシャンデリアがある。明るさも十分で妻も気に入っているようだが、電球はキャンドル球の白熱球で40Wである。つまり、計算してみると40Wが8個で320Wもあるのである。照明としては電気バカ食い。

白熱球は1,2年後くらいから製造が中止されるため、いずれは蛍光灯ランプやLED電球に変える必要が出てくる。そこで、思い切ってLED電球に変えてしまう。

蛍光灯ランプやLED電球の場合、二種類の色がある。白熱電球の色に近い「電球色」と青白っぽい「白昼色」である。好みによって選ばれるが、白昼色のほうが明るい。電球色は暗いが、食卓などには合う。

検討したLED電球は次の通り。キャンドル球はこの三つしか無かった。 

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左から旭光電機のLEC-32/17CL(ライトエミッター)、OSRAMのPARATHOMシャンデリア電球形、東芝LEL-CD2L。

このうち、東芝のキャンドル球はE26(普通の大きい口)であったため使用不可。OSRAMと旭光電機のものから選定。

OSRAMのは外殻部が白くなっており、それをLEDが照らすことで電球のように光る。しかし、下半分に回路か何かが入っているらしく、上半分しか光らない。
スイッチを入れたとき、ワンテンポ遅れて光る。
消費電力は4Wなので、全体でも32W。消費電力は1/10となった。
仕様的には明るさは170lm。
購入価格は4980円。LED電球の中では高いほうの部類だ。

旭光電機の場合、外殻部は透明なガラスであり、中のLED回路がそのまま見える。LED回路は細長く縦に作られており、LEDが直接光ることでキャンドルの炎を模す。LEDは、よくある丸型(砲弾型)ではなく、チップ型(表面実装型)。
明かりは電球全体になる。
なお、クリアではないタイプもある。
スイッチを入れると即光る。
消費電力は2Wほどで、明るさは30lm。
購入価格は3980円。

元々ついている白熱電球の光り方に近いのは旭光電機のLED電球のほうだが、やはり薄暗い。
8個も点灯するので照明としては使えるが、ちょっとこれだけでは明るさ不足は否定できない。
旭光電機のキャンドル球は、ほぼ装飾用と考えてよさそうだ。

光り方で旭光電機がいいと言っていた嫁のほうも、やはり明るいOSRAMのほうがいいと言いだしたので、急きょ、ある程度の明るさが必要なキッチンのシャンデリアをOSRAMの電球にすることにした。

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旭光電機のほうは、ホールと廊下、寝室の三つ玉、四つ玉のシャンデリアに取り付けて、補助灯・常備灯とした。

リビングの六つ玉シャンデリアは、調べてみるとハロゲン球であったため、LED化は不可能だった。
60Wが6個で360Wもあるのだが、もうこれはお客さんが来たときのみの照明にする。

リビングのシャンデリアは普段は使わないことや、旭光電機のキャンドル球に換えたことで明るさが不足している寝室のために、電気スタンドで補完することにする。
ここでE26タイプのLED電球が登場。

白熱球と比べ、ただでさえ暗くなるのは確実なLED電球なのに、40W相当タイプを買うのは意味が無いと考え、今回は60W相当タイプのみ購入。
例によって、嫁のほうが電球色を希望しているので、白昼色は除外。

なお、パナソニックとNECの電球は、明るさはあるものの、電球の先のほうしか光らないため、白熱球の代替えとしては論外として除外した。
ダウンライトなど、一方向を照らすものには良いかもしれない。

よって、今回比較したのは、60W相当の東芝製2つ、シャープ製1つ。

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今回試したLED電球は、どれも白熱球より大きい。
左から、白熱球、東芝LEL-AW8L、東芝LEL-AW6/2、シャープDL-L601L。

東芝のLEL-AW6/2は小さめだが、それでも白熱球より大きい。
シャープのDL-L601Lはさらに大きく、東芝の高照度LEL-AW8Lのほうはもっと大きい。
取り付ける電気器具によっては大きさで取り付けられないこともあるので、注意が必要だ。

ヤマギワで店員に頼んでシャープのやつを取り付けてもらったが、傘が電球に引っ掛かって浮いてしまったのがあった。

同じタイプの電気スタンドが二つあったので、並べて比較して見る。

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左が60Wの白熱球で、右が東芝の新商品である600lmもあるLED電球(白昼色は810lmもある)。
東芝のほうは8.7Wあるので、蛍光灯よりやや省電力といったところ。
ただし、白熱球と並べると暗いのがわかる。下の方が光らないため、やはり下が暗い。

デジカメで撮影時に感度オーバーしてる部分が反転されるが、その広さは、白熱球を100とすると、東芝高級タイプは80といったところ。

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同様に、東芝のLEL-AW6/2。明るさは380lm。
当然ながら白熱球より暗いが、消費電力は6.9W。
白熱球100に対して、東芝通常タイプは60といったところか。

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白熱球とシャープのDL-L601L。さらに、東芝のものより暗くなる。スペック的には360lm。消費電力は7.5W
白熱球100に対して、50くらいか。

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LED同士の比較。東芝のAW8LとAW6/2の比較。
あまり変わらないが、やはり高級タイプが明るい。
この程度の差であれば、価格と消費電力を考えると廉価タイプを使ったほうが経済的。

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東芝AW8LとシャープDL-L601L。差は歴然。東芝のAW8Lのほうが断然明るい。

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東芝のAW6/2と比べても、やはりシャープのDL-L601Lは暗い。
ただし、それほど大きな差ではないので値段が安ければシャープのでも良さそうだ。

LED電球は、最近になって大手メーカーが盛んに出してきているが、実は一般家庭向けではマイナーなメーカーも、発売済みでもある。
白熱球や蛍光灯と違い、まだメーカーによって差があったり、変わっていたりするので用途に応じて選んだほうがよさそう。

性能では劣るシャープは、いち早く調光器対応をした。調光器タイプの電気器具には通常のLED電球は使えない。例え調光を最大出力にしたとしても。
また、高級タイプの電球もシャープは出しており、なんと電球単体でリモコンに対応。明るさも可変、色も白昼食から電球色へ可変という製品がある。ただし、調光機能付きの電球なのに、調光機能付きの電気器具には使えないので要注意。

東芝は明るさ、省電力では今のところ一番良い。廉価タイプの電球は、現在市販されているLED電球の中ではコストパフォーマンス的にベストであるといえる。
LEL-AW8Lは、LED電球ではトップクラスの明るさ。白昼色は一番明るい。
なお、東芝も調光機能対応タイプも出している。
また、東芝は大手メーカーでは珍しくキャンドル球も出している。ただしE26だが。

OSRAMは、E17タイプの小さいLED電球ではトップメーカーではないかと思う。
キャンドル球はとても高いが、明るさは実用的で十分。
キャンドル球で、白熱球と入れ替えるならOSRAMがベスト。
ただし、あまりキャンドルには見えないデザインなのが難点。
値段は2000~5000円くらいで幅がある。2000円くらいのものでも、ベッドサイドに置く程度の読書灯としては十分だ。

3 Comments

  1. 値段は高くても、寿命は数倍長いので元は取れます。
    賃貸住宅の場合は引っ越す時には取り外さないともったいないです。
    これから値段も格段に下がるとは思いますが。
    電気代が全然安いので、かなり節約になりますよ。

  2.  大変興味深いコメント、参考になりました。有難うございます。
    当方は、5年ほどLED照明の輸入販売元として各メーカー品を、省エネ環境クリエイターとしてアドバイスさせて頂いているものです。
    LED照明として世界で一番の販売実績のあるBLTC社製のLED電球は如何でしょうか?キャンドル球ですとE12~E17まであり、クリアタイプとフロストタイプが有ります。非常にコンパクトで調光器にも対応して、日本製のものよりも明るいです。その上、全然お安いと思います。その他、700種類以上の各メーカーのLED電球を大型店などへも導入していますので、是非ご相談ください。宜しくお願いいたします。

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