電子ペンのMVPenを買ってみた。
タブレットに近いが、タブレットとは全然違う。タブレットは板状(またはタッチセンサー付き液晶画面)の本体が必要だが、MVPenはちょっと大きなUSBメモリーといったくらいの大きさの位置センサーと専用ボールペンからなる。
その実力は…
Advanced ZERO3[es]を持っていて、たまに打ち合わせの席に置く事はあるが、あまりPDAとして活用はしていない。というより出来ていない。ノートPCを持ち込むほうがマシ。アドエスは移動中のガジェットってところだ。実際の打ち合わせではノートにメモ書きしておき、必要であれば後で読み返して情報を広い、PCに打ち込んだりする。
そこで、このMVPenが使える。
ノートの上中央にこのMVPenのユニットを固定し、付属のペンで普通にノートを取る。すると、ユニットに入力した内容が読み取られ、記録される。テキスト以外の絵もそのまま記録される。
その後このユニットをUSBでPCに接続すると、メモしたノートが取り込まれる。
この取り込んだデータを、普通に画像としてみてもいいし、OCRで認識してテキストデータにしてもいいわけだ。
さて、実際に使ってみたらどうなるか。
まず、WindowsVistaの場合は接続するだけで使うことは出来る。Tablet PCの入力デバイスとして標準のドライバーが使えるようだ。
MVPenは、マウスモードとノートモードがある。
マウスモードは、文字通りマウスとして使う機能。使用感はタブレットのペン入力によるマウスと同じ。A4の2/3くらいのエリアが、大体1024×768くらいの域になるようだ。
ただ、やはりマウスとしては慣れた使い方ではないのでだめだ。どうせならノートPCの画面上部に取り付けられるようにしていれば良かったかもしれない。
次に、ノートモードだが、これがMVPenの真骨頂ともいえる。
紙の上部にユニットを取り付け(クリップ)、普通にメモ書きする。それだけで、書いたものが記録される。だいたい50枚くらいまでユニットに記録できるらしい。
小さな文字もいけるかと思って書いてみたが、普通に書く程度の大きさなら何ら問題は無い。
次に、書いた文書を付属のOCRソフトで認識してみる。ちなみに、私は悪筆だ。
すると、こうなった。変換したそのまま。
雌文書も、イメージも
専用紙やタブレットも不要
機動的かつ経済的
A4サイズで50枚以上を
ユニット本体に保存可能。
「手書き」が「雌」になっちゃってるが、それ以外はおおむね良好。
次の絵は、新聞のチラシにあった人物の写真をなぞったもの。ざっと30秒くらいで描いた。
MVPenについて、あまり広告や通販サイトでは書かれていないことも書いておこう。
使用できる紙は、MVPenは位置センサーでペン入力を読み取るので、普通の紙はもちろん、パチンコ屋のチラシやダンボール、アルミホイル、サランラップでもなんでもいい(ただし、入力は出来てもインクは乗らないので記入はできないだろうけど)。ぶっちゃけ、紙が無くてもいける。
ただ、やっぱり普通のA4用紙くらいが使いやすい。
スキャナーとしては使えない。描いてある絵をなぞって入力するのはできる。
ペンの芯は、市販のものが使えるらしい。長さ67mm、直径2.35mmであれば。
ペンの電池は、SR41というボタン電池2個で、連続使用で90時間使えるらしい。こちらは充電池のほうが良かったと思う。SR41ってあまりそこらで売ってないし、安くないみたいだし。
結論としては、実用の域にあると判断していいと思う。
すごい。
かなり使えそうですね。
機能としてはかなり使えるレベルにあります。
が、付属のソフトが使いにくいです。
「ノートテーカー」という記録したデータを読み込むツールが
あるのですが、何度も間違えて消しちゃいました。:-(