防疫体制をないがしろにする宮崎県

宮崎県の口蹄疫問題で、「時期尚早」という声もあるが、宮崎県は7月1日の非常事態宣言の解除をした。
6月12日以降、新たな感染が発見されなかったことが理由らしい。
ところが。

宮崎県に口蹄疫隠しの疑い…検査拒否し殺処分(読売新聞)

読売新聞の記事によると、非常事態宣言が解除される一週間ほど前、複数の獣医師たちが症状として明らかに口蹄疫を発症している牛を発見したにもかかわらず、宮崎県の担当職員が検査して確認することを拒否し、そのまま殺処分したという。
おそらく検査していれば新たな感染発見となった可能性が高く、そうすれば非常事態宣言の解除は不可能だったと思われる。

さらにその後の報道によると、現地で検査を拒否した職員は、対策本部のほうへ電話連絡し、本部の指示を受けたうえで拒否していた。
現場職員の判断ミスではなく、組織ぐるみで感染隠しを図った可能性も否定できない。
そうなると、そこの判断に知事が介在していなかったかなども気になる。
種牛の殺処分を拒否する宮崎県

防疫のため、殺処分しなくてはならない種牛について、宮崎県の東国原知事は、殺処分を拒否。
「目視で感染していないと確認した。国は特例を認めて殺処分から除外させてほしい」という。

気持ちはわからないでもないが、国際的な防疫も考えれば、殺処分せざるを得ない。
もし防疫体制をないがしろにしてしまえば、口蹄疫清浄国として認められず、和牛の輸出に影響が出る。宮崎県だけの問題じゃない。

口蹄疫の被害は尋常じゃないものだったというのはよくわかる。
でも、そもそもの発端が宮崎県の担当職員(獣医師)が最初の口蹄疫感染を見逃したせいだ。
その宮崎県の同じ担当部署が殺処分を拒否したり、感染発覚を隠したりと、酷い。

どん底にはまった宮崎県が、なんとか這い上がろうとしているのはわかる。
でも、そのために日本全国を巻き添えにしていいという法は無いと思う。

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