民主党敗北で終わった参議院選挙2010

沖縄の人々が数十年抱えてきた米軍という重みを、まるで一気に取り払ってくれるかのような期待をさせておきながら結局は自公政権時にやろうとしていた計画に戻したうえ、さらに進捗させてしまった裏切りの民主党が沖縄の選挙から手を引き、沖縄では争点が失われてしまった。

沖縄の候補者は、一人を除いて、他の三人とも同じことを公では言っている。本音なのか、二枚舌なのか、実際にどうなのかはわからない。
沖縄に基地を置くべきと言っているのは幸福実現党の候補者だけで、他の候補者は、以前は辺野古移転推進だった自民党からの候補者でさえ、辺野古反対を表明している。

沖縄では、投票率はかなり下がり、組織票をもつ自公の候補者有利に選挙戦は進み、革新系は社民・社大と共産党とで分裂。
民主党への投票意思があまり表明できない選挙だったが、比例では明白に社民支持、民主激減と出たらしい。
そして、比例に出た喜納昌吉候補は落選となった。

今回の選挙、特殊な沖縄を除いて、全国的で見ると面白い。
マスゴミらの取り上げ方では「民主大敗。国民は民主党政治にNO」みたいな、まるで自民党の主張をそのまま流しているようであるけれど、得票数は、選挙区、比例区とも実は民主党のほうが自民党よりも多く獲得しているところはマスゴミも報道すべきではないだろうか?
今回の民主党の大敗は、普天間問題のほか、消費税増税論が原因とマスゴミは報じているけれど、本当のところは選挙戦略が大きく間違っていたのではないかと思う。
確かに支持は減っているものの、支持率ではまだ自民党を大きく上回っているのに、選挙戦略で2人区で欲張りすぎて民主候補同士で潰しあったようだ。
これは政権の責任というより、選挙対策担当者の責任じゃないだろうか。

また、辺野古推進の国民新党を取り、辺野古反対の社民党を切り捨てたことも大きな敗因だと思う。
選挙での国民新党と社民党の得票数を比べると、社民党も支持率は小さいものの、国民新党のそれよりもだいぶ大きい。
というより国民新党の支持率は誤差レベルにまで低い。
普天間問題でうまくやっていれば、沖縄でも選挙区は山城、比例では民主、みたいに票が獲得できたかもしれない。そうしたら喜納県連代表も落選せずに済んだ。
なのに、完全に民主への批判票一色になってしまった。

このままでいくと、次回の衆議院選挙では、下地氏の当選は微妙だし、比例でも国民新党は議席が獲得できるか危ない。
そのため、このまま沖縄の基地問題を国民新党と組んでやっていくのか、そろそろ見直しが必要かもしれない。
県民どころか国民の支持をほぼ0に近いくらいしかない国民新党のいいなりになるより、県民の意思を汲んだ社民党の言うことをもっと聞いたほうがまだましだったと思う。

みんなの党が沖縄や普天間問題で何を考えているのか不明だが、防衛庁や外務省の思惑に乗せられるような形で県民・国民を裏切った民主党に活を入れ、もういちど政治主導の政策転換に持ち込んでくれるのなら、みんなの党と組んでもいいのではないかと思う。
とりあえず、国民新党は要らないんじゃないか。

余談。自民党の小泉議員の演説で、「民主党の批判ばかりで自民党がなにをしたいのかわからないとご批判を良く受ける。しかし敢えて言いたい。野党が与党を批判しなくて、誰が批判するんですか!」というのと、「自民党は国民のみなさんのよりよい暮らしを目指していきます」というもの。
うむー。野党が与党を批判だけしていて国民の暮らしが良くなるのかー。
って、そんなわけない。
こういう誤った考えの演説を聞いて納得しちゃって支持しちゃう人って、少なくないのよね。
こういう、ちゃんと聞いていれば間違ったことを言っているのに、なぜか聞いてる人が乗せられちゃうのって、
お父さん譲りの能力だよなぁ。

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